AEL(養殖エコラベル認証)について

1.AEL(養殖エコラベル)認証について

一般社団法人 日本食育者協会が、平成26年(2014年)2月に養殖エコラベル制度を発足しました。

その英語名称はAquaculture Eco-Labelで、略称はAELです。養殖業者がラベルを取得し、その商品が消費者に伝えられることにより、養殖水産物の安心・安全の確保につながり、養殖水産物がさらに発展することを目的としています。

AEL(養殖エコラベル)

2.AEL(養殖エコラベル)の基本

  1. ① 国際基準を満たした制度
  2. 2011年にFAO(国連食糧農業機関)が定めた「FAO養殖認証に関する技術的ガイドラインの要求事項」を基に運営します。

  3. ② 公平、客観的な認証
  4. 独立した認証機関が公平性ある審査を行います。

  5. ③ 低コストで効果的な認証
  6. この制度の運営に要する費用は、最低限必要な実費に留めます。 そのために、国、都道府県の行政、研究機関等の専門家にも、協力を求めます。

3.AEL(養殖エコラベル)の認証基準

  1. ① 生産段階認証基準
    • 確立された実効ある管理制度の下で、養殖業が行われていること
    • 環境、生態系の保全に適切な措置が取られていること
  2. ② 流通加工段階認証基準
    • 対象水産物以外の水産物の混入、混在が防止される管理体制があること

4.AEL(養殖エコラベル)のスキーム

スキームは、スキームオーナーである「一般社団法人 日本食育者協会」が策定し、管理運営を行っています。

認証機関である「公益社団法人 日本水産資源保護協会」は第三者の立場で審査を行います。

スキームオーナー(一般社団法人 日本食育者協会)のページはこちら

5.AEL(養殖エコラベル)の認証実績

6.お申込みをお考えの方へ

AELは国内に目を向けた、水産エコラベルの認証規格です。

認証取得および維持が比較的スムーズに行われるのが特徴です。

認証取得に関する基本情報
  1. ① 認証の期間
    • 生産段階認証(養殖):5年
    • 流通加工段階認証(CoC):5年
  2. ② 審査の種類
    • 初回審査
    • 年次審査・・・12か月ごと
    • 更新審査・・・5年ごと
  3. ③ 審査料金について
  4. 〇初回審査

    • 生産段階認証(養殖):30万~ ※1魚種、1漁場の場合の目安
    • 流通加工段階認証(CoC):30万~ ※1拠点の場合の目安

    ※年次審査、更新審査は別途お問合せください
    ※申請の内容(魚種の数、漁場、流通加工認証の拠点数等)によって 料金は変動します。
    ※審査員の旅費は別途掛かります(実費)

  5. ④ ロゴマーク使用について
  6. 生産段階認証:ロゴマーク登録料(10,000円/税抜き)が毎年掛かります。
    流通加工段階認証:ロゴマーク登録料無料。

  7. ⑤ 審査申込書
  8. PDF形式(44KB)
    WORD形式(35KB)

  9. ⑥ 関連資料
  10. ■ISO/IEC 17065 4.1.2 認証の合意
    https://kikakurui.com/q/Q17065-2012-01.html

    ※ISO/IEC 17065 適合性評価-製品,プロセス及びサービスの認証を行う機関に対する要求事項

    ■「FAO養殖認証に関する技術的ガイドラインの要求事項」
    英語版
    https://shokuikusya.com/wp-content/uploads/2022/10/1-fao-aquaclulture-ceriticaion.pdf
    仮・和訳版(抜粋)
    PDF形式

7.問い合わせ先

TEL:03-6280-5033

FAX:03-6280-5034

 ※(@)→@

担当:永澤、原